ガントチャートの作成
ガントチャート作成の 2 つのルート
検討ツリーを作成したら検討要素をガントチャートに登録します。

別ルートとして、XDS 機構ツリーで機構・軸をつくりこんでから、ガントチャートに登録することも利用可能です。

単軸ケース:ガントチャートの作成
一番簡単な“単軸”の機構を作成する方法を説明します。単軸の場合、検討ツリーから直接ガントチャートを作成します。
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ガントチャートパネルの
(追加)ボタンをクリックする
ガントチャートに追加ダイアログが表示されます。
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次へボタンをクリックする
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検討要素の追加ダイアログでガントチャートの追加先を選択し、検討ツリーからガントチャートに追加したいパートを選択する
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実行、キャンセルボタンをクリックする
ガントチャートに検討要素が追加されます。
Active バーの登録
画面右側の領域でマウスをドラッグすると、バーを作成できます。
自分自身が動く Active バーを登録します。
- ガントチャートパネル右側の領域で Active 行をドラッグするドラッグした開始時刻からドロップした終了時刻まで、Active バー(デフォルト:青色)が作成されます。ヒント: バーをドラッグすることで、バーの移動や長さの変更ができます。
バーの長さは移動時間を表します。 - Active バーを選択し、右クリックメニューのActive 動作設定を選択するActive 動作設定ダイアログが表示されます。
- 次へボタンをクリックする
- 動く方向を指定する
- 方向を反転させたい場合、反転ボタンをクリックする
- 設定が完了したら、次へボタンをクリックする
- 移動量を設定する
- 設定が完了したら、設定ボタンをクリックするActive バーに動作が設定されます。
ヒント: 移動量の設定は 3D ビューから行うこともできます。
- 直線移動の設定ダイアログ内の位置合わせボタンをクリックする
- 3D ビューでモデルを選択する1 点目の要素が 2 点目の位置に移動します。
- 設定が完了したら、設定ボタンをクリックする
Passive バーの登録
親の動きに追従して動く Passive バーを登録します。
- ガントチャートパネル右側の領域で Passive 行をドラッグするドラッグした開始時刻からドロップした終了時刻まで Passive バー(デフォルト:緑色)が作成され、Passive 動作設定ダイアログが表示されます。
- 検討ツリーまたはガントチャートから、親にしたい検討要素を選択する
- Passive 動作設定ダイアログの設定ボタンをクリックするPassive バーに親が設定されます。指定時間の間、親の動作に追従して動きます。ヒント: 親が設定されると、Passive バーに親の名称が「Parent: <親の名称>」と表示されます。
Note バーの登録
Note バーを登録することで、ガントチャートにコメントを追加できます。
- ガントチャートパネルの
(追加)ボタンをクリックする
- コメントにチェックを入れ、次へボタンをクリックする
- 追加先を選択し、実行、キャンセルボタンをクリックするガントチャートにコメントが追加されます。
- ガントチャートパネル右側の領域で Note 行をドラッグする
- ドラッグした開始時刻からドロップした終了時刻まで、Note バー(デフォルト:黄色)が作成され、Note
設定ダイアログが表示されます。
- Note
設定ダイアログにコメントを入力し、設定ボタンをクリックするNote バーにコメントが表示されます。Note バーを利用することで、任意の文字をガントチャートに残すことができます。
複数軸ケース:ガントチャートの作成
XDS 機構ツリーで複数軸を定義した検討要素をガントチャートに追加する場合、下図のように軸に対して Active 動作設定を行います。複数軸の作成方法は「機構ツリーの作成」をご確認ください。


ヒント: 複数軸の場合、 トップの Active 行をドラッグすると Note バーを作成できます。


バーの編集
Active バー、Passive バー、Note バーは作成した後、自由に編集できます。
1)バーの重なりの確認
バーの作成、長さ変更、移動、またはコピーを行うと、バー同士が重なる場合があります。
バーが重なっていると、アニメーション再生時に意図しない動作が発生する可能性があります。
特に、非常に短いバーや他のバーに完全に隠れているバーは、目視で重なりを確認するのが困難です。
このような場合は、バーの重なりチェック機能を使用することでバー同士の重なりを検出し、重なっている箇所を簡単に確認できます。
- ガントチャートパネルの
(バーの重なり警告)ボタンをクリックする
バー全体が灰色になり、重なりがある箇所のバーが赤色になります。 - バーの重なりを修正するヒント: 重なりチェックを ON にした状態でも、バーの長さ変更、コピー、移動などの編集操作を行えます。 そのため、重なりを確認しながら効率的に調整が可能です。
- バーの重なりを確認・修正したら、再度バーの重なり警告ボタンをクリックするガントチャートパネルの表示が元に戻ります。
2)バーの長さ(時間)の編集
バーをドラッグする以外にも数値入力でバーの長さを変更できます。
数値入力では 0.1 秒単位で設定が可能です。
- 長さ編集したいバーをダブルクリックまたは右クリックメニューの長さ変更をクリックする長さ変更ダイアログが表示されます。
- 開始時間、終了時間を変更し、設定ボタンをクリックするバーの長さが変更されます。
ガントチャートの拡大・縮小、フィット表示
必要に応じてガントチャートを拡大・縮小、フィット表示すると、よりスムーズに編集できます。
1)スライダーによる拡大・縮小- スライダーをドラッグすると、ガントチャートが拡大・縮小します。
(拡大)、
(縮小)アイコンをクリックすると、ガントチャートが拡大・縮小します。
2)マウスホイールによる拡大・縮小
- マウスカーソルをスライダーに乗せマウスホイールを回転すると、ガントチャートが拡大・縮小します。
- マウスカーソルをガントチャートに乗せ Ctrl キーを押しながらマウスホイールを回転すると、ガントチャートが拡大・縮小します。
3)フィット表示

