直線スライド機構の作成

スライド軸と部品が平行に移動する機構の設定を行います。

  • 利用製品(オプション):機構オプション
  • 機構設定の事前準備」まで実行されていることを前提とします。
  • 本サンプルデータの場合、Tutorial_01.xv2 を利用してください。
  • 作業手順説明中の画像は、状態が分かりやすいように修正しています。実際に操作した時の 3D ビュー上の状態とは異なることがありますので、あらかじめご了承ください 。
  1. メニューバーから、表示 > パネル > 構造パネルを選択する

  2. 表示されたパネル内の機構ツリータブを選択する

  3. (直線/曲線スライド機構の新規作成) > 直線スライド機構をクリックする

    新規作成 - 直線スライド機構ダイアログが表示されます。

  4. 可動部品の状態で、構成ツリーからアセンブリ「01_X_Slide_Unit」を選択する

    選択中ボタンが選択終了ボタンに変わり、可動部品固定部品が登録されます。

    ヒント: 可動部品がアセンブリの場合は、構成ツリーから選択します。選択終了ボタンをクリックすると、選択をやり直せます。

    固定部品は、次のルールに従って自動的に設定されます。手動で固定部品を設定する場合もこのルールに従って設定してください。

    • 可動部品から親パートを辿り、最初に見つけた機構設定部品を固定部品とする
    • 機構設定部品が見つからない場合は構成ツリーのトップを固定部品とする
  5. スライド軸のプルダウンメニューから無限直線を選択する

  6. スライド軸の状態で、3D ビューから「01_X_Slide_Unit」が動く方向の稜線を選択する
    選択中ボタンが選択終了ボタンに変わります。

    ヒント: 稜線を選択する際は、3D の表示設定をワイヤーフレーム+シェーディング表示にします。

    稜線にマウスカーソルを合わせると、稜線がハイライトされるとともに矢印が表示されます。この矢印は、スライド軸の+(プラス)方向を示します。Shift キーを選択すると、スライド軸の方向が反転します。稜線を選択したときの矢印方向がスライド軸の+(プラス)方向になります。

  7. 軸種別のプルダウンメニューからアクチュエータ軸を選択する

  8. 名称を「X_Slide」に変更する

  9. 実行ボタンをクリックする
    機構ツリーに「X_Slide」の直線スライド機構が作成されます。作成した「X_Slide」を確認します。

  10. (機構プレビュー)をクリックする

    機構プレビューダイアログが表示されます。

  11. 機構プレビューダイアログが表示された状態で、機構ツリーから機構を選択する

    機構プレビューダイアログの機構名軸種別に選択した機構情報が表示されます。

    3D ビュー上で、機構の可動部品がハイライトし、マニピュレータが表示されます。

    ヒント: マニピュレータの矢印の方向がスライド軸の+(プラス)方向です。
    スライド軸の方向が上の画像と逆向きの場合、手順 12. ~ 15 を行い、スライド軸の方向を反転します。
  12. 機構プレビューダイアログ内の閉じるをクリックする
  13. スライド軸の方向を変更したい直線スライド機構を機構ツリーでダブルクリックする

    選択した直線スライド機構のプロパティ - 直線スライド機構ダイアログが表示されます。

  14. 反転にチェックを入れる
  15. OKボタンをクリックする
    スライド軸の方向を変更しました。機構プレビューから、スライド軸の方向が変わったことを確認できます。

  16. (直線/曲線スライド機構の新規作成) > 直線スライド機構をクリックする
    新規作成 - 直線スライド機構ダイアログが表示されます。
  17. 新規作成 - 直線スライド機構ダイアログで「Y_Slide」の設定を行う

    機構ツリーに「Y_Slide」の直線スライド機構が作成されます。

  18. 機構プレビューで、「Y_Slide」のスライド軸方向を確認する

    スライド軸の方向が上の画像と逆向きの場合、手順 12. ~ 15. を行い、スライド軸の方向を反転します。
  19. (直線/曲線スライド機構の新規作成) > 直線スライド機構をクリックする
    新規作成 - 直線スライド機構ダイアログが表示されます。
  20. 新規作成 - 直線スライド機構ダイアログで「Z_Slide」の設定を行う

    機構ツリーに「Z_Slide」の直線スライド機構が作成されます。

  21. 機構プレビューで、「Z_Slide」のスライド軸方向を確認する

    スライド軸の方向が上の画像と逆向きの場合、手順 12 ~ 15 を行い、スライド軸の方向を反転します。
  22. 本サンプルデータの場合、手順「23」に進む前に、「回転軸機構の作成」を実行する
  23. (直線/曲線スライド機構の新規作成) > 直線スライド機構をクリックする
    新規作成 - 直線スライド機構ダイアログが表示されます。
  24. 新規作成 - 直線スライド機構ダイアログで「Chuck_Slide_01」の設定を行う

    機構ツリーに「Chuck_Slide_01」の直線スライド機構が作成されます。

  25. 機構プレビューで、「Chuck_Slide_01」のスライド軸方向を確認する

    スライド軸の方向が上の画像と逆向きの場合、手順 12. ~ 15. を行い、スライド軸の方向を反転します。
  26. (直線/曲線スライド機構の新規作成) > 直線スライド機構をクリックする
    新規作成 - 直線スライド機構ダイアログが表示されます。
  27. 新規作成 - 直線スライド機構ダイアログで「Chuck_Slide_02」の設定を行う

  28. 「Chuck_Slide_02」では、軸種別のプルダウンメニューから演算軸を選択する

    ヒント: 「Chuck_Slide_02」は「Chuck_Slide_01」と逆向きに、同じ距離だけ移動します。このような場合は、演算軸を使用します。
  29. に数値が入力されている場合、数値を削除する

  30. をクリックする
    選択開始ボタンがに変わります。
  31. 選択中の状態で、機構ツリーから「Chuck_Slide_01」の直線スライド機構を選択する

    に選択した機構の名称が表示されます。

  32. 実行ボタンをクリックする
    機構ツリーに「Chuck_Slide_02」の直線スライド機構が作成されます。作成した「Chuck_Slide_02」を確認します。

  33. (機構プレビュー)をクリックする

  34. 機構プレビューダイアログが表示された状態で、機構ツリーから「Chuck_Slide_01」を選択する

    3D ビュー上で、「Chuck_Slide_01」の可動部品がハイライトし、マニピュレータが表示されます。

    ヒント: 演算元のアクチュエータ軸が動かないと演算軸は動きません。そのため 「Chuck_Slide_02」の確認のために、演算元の「Chuck_Slide_01」を動かします。
  35. 3D ビュー上のマニピュレータを矢印方向にドラッグする

    「Chuck_Slide_02」が上の画像の NG のように動く場合、手順「36」~「39」を行い、スライド軸の方向を反転します。
  36. 機構プレビューダイアログ内の閉じるをクリックする
  37. 機構ツリーから「Chuck_Slide_02」をダブルクリックする

    「Chuck_Slide_02」のプロパティ - 直線スライド機構ダイアログが表示されます。
  38. プロパティ - 直線スライド機構内のの始めに「-」を追加する

  39. OKボタンをクリックする
    スライド軸の方向を変更しました。機構プレビューから、スライド軸の方向が変わったことを確認できます。